過呼吸が起きた時の対処法
もし、過呼吸が急に起きてしまったらどうしたらいい？
いつ起こるか分からないことを心配してもしょうがないですけど、過呼吸は本当に突然に起こりますので、ご紹介しておきましょう。
呼吸コントロール法
過呼吸が起こりそう…と感じたら、まず初めに呼吸コントロールを行うのがおすすめです。
過呼吸の経験のある方、再発の不安がある方は普段から練習をしておくといいと思います。
そのときやりかけていることをやめて、できれば腰を下ろして体を休める。
ゆっくり10秒数える。その間は息を止めて、酸素をこれ以上体に入れないようにする。
鼻から静かにゆっくりと息を吐く。「落ち着こう」と自分に言い聞かせながら。
3秒で息を吐いて3秒で息を吸う。これを10回繰り返す。
過呼吸の症状が治まるまで②から④を繰り返す。
ペーパーバッグ法
過呼吸がある日突然に起きてしまったときの対応として、誰もが覚えておくといい方法です。
これを繰り返して、血液中の二酸化炭素の濃度を上げます。
ただし、空気が漏れださないように紙袋をきっちりと口もとに当てると今度は酸素不足になってしまうので、緩めに当てて、必ず適度のすき間を作っておいてください。
投薬治療
何度も過呼吸を繰り返す方の場合は、心療内科か精神科で診察を受けた方がいいでしょう。
その結果、必要と判断された場合には投薬治療を行います。薬は大きく分けて2種類あります。
SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）…商品名はパキシル、ジェイゾロフト。
本来はうつ病の治療に使いますがパニック障害の治療にも使われています。
特徴：抗不安薬に比べると依存性が低いが、頓服薬ではないので毎日服用する必要があります。
また薬を止めたときにふらつき・めまいなどの離脱症状が現れることがあるので、こちらも医師とよく相談することが大切です。
ちなみにうちの家族はパキシルを服用中です。数年前に一度減薬したとき、やはり離脱症状に悩まされていました。
抗不安薬…エチゾラム（商品名：デパス）や、アルプラゾラム（商品名：ソラナックス、コンスタン）など
その他にロフラゼブ酸エチル（商品名メイラックス）などが主流です。
特徴：不安感や恐怖感をやわらげるための薬で、主にパニック障害などの不安神経症の治療に使われています。
毎日定期的に服用する場合と、過呼吸が起こりそうだなと予測される時にだけ頓服薬として服用する場合があるので、医師とよく相談することが必要です。
女性は特にホルモンのバランスも大切
女性にとって女性ホルモンは大切なもの。体を女性らしくたもつ事はもちろんのこと、気持ちも健やかにしてくれます。
過呼吸の原因にこういったところも考えられるかもしれません。
参考サイト：http://ホルモンバランス乱れ.com/